仕様が微妙な1000万均一の家と防犯の考え方

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    結局、めぼしい土地の情報は出てこないままに、我が家の家づくりは2012年を迎えることになりました。
    いくつかの工務店やハウスメーカーからは、ご丁寧な年賀状をいただきましたが、意外とこういうのは印象に残っています。
    お正月は例年通り、関西に帰省して過ごしましたが、年明けに物件が出てくるという情報があったので、いつ物件情報が出てくるのかとうずうずしていました。


    土地が出てこないモヤモヤを工務店めぐりで紛らわせる

    三が日を過ぎるやいなや物件の紹介があるかも!!!というぐらいの期待でしたが、そんなに、うまい話はなくこのうずうずをぶつける矛先は、さらなる建築会社めぐりを続けることとなりました。

    年明け最初の訪問先は、1000万円均一の家を提供する均千館です。



    一千万均一で、好みのパッケージを選ぶ家

    均千館ではは、1000万円均一で
    • カーテンや照明なども付いていて手ぶらで入居できるフル装備の家
    • オール電化と太陽光発電の付いた太陽光発電住宅
    • 次世代省エネをクリアする高断熱住宅

    など、いくつかのテーマに合わせた仕様を1000万にパッケージした商品としているようです。

    ただ、断熱仕様が次世代省エネ基準をクリアするのが、高断熱住宅だけなのが気になります。
    これまで見て来た会社で、標準仕様で断熱性能が次世代省エネをクリアしないところはなかったので、高断熱仕様は必須と思っていました。

    均千館の家は、全国の加盟工務店が取り扱うというスタイルなのですが、ホームページ上で各工務店の成績?が点数として出ているのが面白いです。
    我が家の地域の担当工務店は、決してトップ成績ではありませんが、ちょっと変わった注文住宅の販売スタイルに興味があったのでコンタクトしてみました。

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    35坪分の中から小屋裏収納やバルコニーに割り当てられる

    今回は、ショールームに訪問するという形ではなく、いきなり建築現場の構造見学会に伺います。
    藤沢の現場で対応いただいた社長は、穏やかで誠実そうでちょっと安心です。

    千金堂社長

    天井を見上げると、我が家も希望している小屋裏収納を備えていたのですが、これも1000万円の標準仕様の中で実現できるそうです。
    どういうことかと言うと、1000万円の標準仕様では28坪〜35坪までの施工面積の建物を建築できるのですが、この坪数を部屋の床面積以外にも割り当てられるそうです。たとえば床面積30坪の間取りの場合は、残りの5坪分で小屋裏収納を作ったり、バルコニーを確保したりということができるそうです。

    まさに約30坪+バルコニー+小屋裏収納という希望だったので、2坪のバルコニーと3坪の小屋裏収納が1000万円内で実現できるのであれば、リーズナブルな気がしました。

    高断熱不要説を真に受けてよいのか?

    現場は、ちょうどこれからグラスウール断熱材をいれようかという段階でした。
    早速、高断熱住宅のことを聞いてみたのですが、この工務店ではほとんど高断熱住宅の注文はないとのこと、湘南地区は暖かいので、新省エネ基準でも充分ですよという説明でした。



    既に色々まわって我が家の感覚が贅沢になっているのでしょうか?
    確かに当初建売りでもいいやと思っていた感覚からすると、知恵も付いていつの間にかこだわりができちゃったのかも知れません。

    グラスウールの丁寧施工にこだわりあり

    大丈夫と言える理由として、グラスウールの施工に関するこだわりも説明がありました。
    グラスウールは最近の新しい断熱材と比較されて、結露の心配や断熱性能の見劣りが指摘されますが、施工を丁寧にすれば充分な断熱性能が得られるとのこと。
    よく、袋に入った断熱材を無造作に壁の中に詰め込んで、防湿シートがしわしわになっていることが多いが、この工務店では丁寧に袋の耳をピンと貼って施工することを実演付きで説明してくれました。
    特に、筋交い入りの壁の施工は面倒なのですが、一旦グラスウールを防湿シートの袋から取り出し、筋交いの形にぴったり切ったグラスウールを隙間なく詰め込んでから防湿シートを上から貼るそうです。
    筋交い部分へのグラスウールの正しい入れ方は、以前から気になっていたのですっきりしました。
    でも、確かにこんなめんどくさい施工方法だと、ちゃんとやらない所もありそうです。



    10k グラスウールで本当に大丈夫???

    それより気になったのは、現場に用意されていたグラスウールです。
    見るからに密度が粗く、スカスカに見えるグラスウールの袋には10k 75mmと印刷されています。
    長期優良仕様の他のハウスメーカーでは、16k 100mmの高性能グラスウールでしたので半分ぐらいの性能の気がするのですが、ちょっとこの見た目では断熱性能に満足できないような気がしました。



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    公園に隣接した家が危険という教え

    この時点で、この会社はないかなーと思っていたのですが、一つ印象に残る話を聞くことができました。

    対応いただいた社長は、防犯を考慮した家にこだわっており、防犯は土地選びの段階でもよく考えておく必要があるそうです。
    例えば、周りに一切建物のない見通しの良い土地に建つ家は、一見申し分のない環境に見えるが防犯上には心配があるとのこと。例えば世田谷で起きた有名な強盗事件は、公園に隣接する眺めのよい家で起きたそうです。

    事前に狙いを付けた家を観察するには、人がたくさんいる公園で、ずっと座って見ていても誰にも怪しまれないので強盗にしてみると都合がよいそうです。

    他にも、周りの環境を考えて、窓の位置や高さなど外から観察や侵入されにくい間取りを考える必要があるということを教えてもらいました。



    エアコンの室外機の置き場所一つ間違えるだけで、踏み台にして窓から簡単に侵入されてしまう家になります。
    ちょっと考えればわかりそうですが、気をつけておかないと意外と見逃しそうな観点でした。

    今まで、そういう話をしてくださる建築会社はなかったので、家づくりの奥深さを改めて実感です。

    均千館の1000万円の家は、価格が明快な一方、逆に値引きもしないそうです。
    断熱仕様が低いので、他の工務店の仕様に近づけようとすると結構高くなりそうなのですが、値引きしないとなるとどうなんでしょう?と思いながらも、何があるのかわからないので「また連絡しますね」と言い残して現地で解散しました。

      本来、1000万の家というのは、わが家に取って渡りに船だったハズなのですが、この時点で既に相当目が超えていたのでしょう。高断熱を選ぶかカーテンなどが揃ったオール・インワンを選んで徹底的にコストダウンするか、どれも帯に短したすきに長しで選ぶのが難しいという印象でした。

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