アコルデのセルロースファイバーはフォームライトSL-50αとほぼ互角?

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    前回のフォームライトSL-50αのお話の続きです。




    既にタイトルに書いてしまっていますが、フォームライトSL-50αの熱伝導率と関係する資料を眺めているうち気づきがありました。
    もちろん、アコルデ自慢のセルロースファイバーの断熱性能が高いのは承知していましたが、性能が良いと言ってもその仕組みは単純ではありません。

    高気密高断熱住宅
    高気密高断熱住宅

    一般的なセルロースファイバーの熱伝導率は、0.040w/m・k前後のようです。
    ということは、アクアフォームやフォームライトSL-50αに比較すると断熱材自体の熱伝導率性能は低い数値と言えます。

    ただし、セルロースファイバーの場合は、シートを貼った壁のなかにパンパン(※注)に詰めてもらえます。
    アコルデの場合、標準の柱の太さが3.5寸(現在は不明ですが)なので、セルロースファイバーの厚みは105mmになります。
    ※注:Kodateno Kiseki さんのブログ「[一戸建てのキセキ]:Life to Hack」からの参照ですm(_ _)m

    一方、アクアフォームのような現場発泡ウレタンフォームの場合、どうしても施工の都合上次のようになります。
    アクア吹付け
    後から、石膏ボードを貼る必要がありますので、はみ出た部分は削られているのですが、基本柱の太さより控えめに吹き付ける方法となっています。
    なので、柱の厚さとピッタリの105mmというわけにはいきません。
    我が家は、80mmの吹付けという仕様になっていますが、これは平均ということですね。
    施工会社によって、75mmだったり、50mmだったり細かく設定仕様が違う場合がありますが、ここは目分量に見えて少々曖昧さを感じるところではありますね・・・厚みというより吹付けにつかった薬剤の量で換算しているのかもしれません。

    ということで、当たり前ではありますが、最終的な断熱材の性能は断熱材自体の熱伝導率とその厚さで決まっているということを意識しておく必要があります。

    となると、今まであまり細かく意識していなかったのですが、アコルデのセルロースファイバーの性能ってどんなだっけ?ということが気になりました。

    アコルデは、オーパスのセルロースファイバーであるファイバーエースを使っていたはずです。

    こちらを見てみますと・・・
    ファイバーエース熱伝導率
    前述の一般的なセルロースファイバーの熱伝導率と異なり、0.037w/m・kという若干の数値とはいえ、高い性能のようです。

    これを見て、実際にどのように断熱性能に影響しているのかが気になってきました。

    そこで、我が家の矩計図に記載されている断熱性能表を参照してみました。
    アクアフォーム熱伝導率と熱貫流率_IMG_3410
    この通り、アクアフォームの0.034w/m・kという熱伝導率と断熱材の厚みから、熱貫流率という数値を求めています。U値とも言うようですね。

    この数式を使って、比較表を作成してみたのがこちらです。
    熱貫流率比較01

    一番上が、我が家のアクアフォームの仕様で、矩計図の断熱性能表のとおりです。
    次が、フォームライトSL-50αなのですが、やはり大幅な性能アップをしただけ合って、アクアフォームのU値0.425に対して、0.325と大きな差をつけられています(泣)
    さらに、アコルデのファイバーエースですが、U値0.352と僅差でフォームライトSL-50αに次ぐ性能のようです。
    やはり、壁の厚みが効いてますね〜

    ちなみに、厚みが影響するということで、4寸柱にした場合でも試算してみました。
    アクアフォームとフォームライトSL-50αは、3.5寸→4寸で15mmアップした分を反映しています。

    アクアフォームは、4寸柱にすると、3.5寸のファイバーエースと同等の性能になるようですね。
    ファイバーエースは4寸柱にすることによって、3.5寸のフォームライトSL-50αの性能を超えています。
    断熱性能を上げるための投資として、フォームライトSL-50α化の費用とオール四寸化の費用のどちらがコスパが良いかが気になります。

    ところが、一点この試算には問題がありまして、ファイバーエースの熱伝導率の数字は基準が違うんですよね。
    ファイバーエース物性表
    アクアフォームとフォームライトSL-50αの熱伝導率は、JISA9526基準によるものなのですが、ファイバーエースはJISA1480の数値なんです。

    アクアフォームとフォームライトSLはJISA9526とJISA1480のどちらの数値も見つかるのですが、フォームライトSL-50αのJISA1480、ファイバーエースはJISA9526による伝導率が見当たりません。

    そこで、それぞれ不足する熱伝導率を勝手に推測してみることにしました。
    何の根拠もありませんが、アクアフォームとフォームライトSLでは、JISA1480よりもJISA9526値の方が、0.002性能が高いようなので、この傾向から推測してみます。(帰納的な推論…)

    この考えに基づき、フォームライトSL-50αの熱伝導率をJISA9526でU値0.026から、0.002低下させたU値0.028をJISA1480値として推測し、同じ条件として比較してみました。
    熱貫流率比較02

    すると、なんということでしょう!
    3.5寸柱における熱貫流率では、フォームライトSL-50αとファイバーエースの数値はほぼ同じではないですか!
    (アクアフォームが取り残されていますがw)

    ということは、この考えに基づくと、アコルデのセルロースファイバーは、新製品フォームライトSL-50αが叩き出す性能と始めから同じということではないですか!!!

    ただ、4寸柱になると若干だけ差が開きます。(誤差だと思いますが・・・)
    厚みが増えてくると、元々の熱抵抗率が高いフォームライトSL-50αが有利に働くようですね。(と言っても若干ですが)


    次は、逆にファイバーエースのJISA9526値を推測してみました。
    JISA1480では、U値0.037となっているのですが、JISA9526では他と同様0.002性能が高く判断されると想定して、U値0.035で計算しています。
    熱貫流率比較03-2
    前述とは若干差が出ましたが、やはりフォームライトSL-50αとファイバーエースの熱貫流率は同等レベルまで縮まっていますね。

    うーむ。恐るべし。
    ファイバーエース・・・
    セルロースファイバー・・・
    アコルデ・・・

    当初より、セルロースファイバーの性能は高いとイメージしていましたが、改めて数字で見てみて再確認です。
    フォームライトSL-50αの35%アップという売り文句のインパクトに凄いと惹きつけられましたが、アコルデのセルロースファイバーは、とっくに同等の性能を提供していたんですね。

    とはいえ、勝手な基準値の推測、妄想での比較ですし、まぁそもそもこのブロクでも初期からしょっちゅう計算間違えをしていますので、スペック厨な素人の戯れとして真に受けないでくださいませ。

    いずれにしても、あー羨ましい(笑)
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    2 Comments

    kodatenokiseki  

    おはずかC

    あいやーこれはお恥ずかしい記事を参照して頂き恐縮です(汗)
    それにしてもこれだけの細やかな計算をさっとやってのけるまっしんさんの能力に敬意しかございませんm(_ _)m
    壁はたしかにいい感じなんですが、比べるとやはり窓(サッシ)が手強いんですよねorz

    2017/01/21 (Sat) 11:50 | EDIT | REPLY |   

    まっしんはやぶさ  

    > kodatenokiseki さん

    ありがとうございました(謎)

    いえいえ、こちらこそ。
    あらためて探してみると、公式なアコルデのセルロースファイバーの施工写真がないことに気が付きまして、何度も見たことがある記憶をたどると、もきち師匠やkodatenokisekiさんのブログの写真だったことを思い出しまして。

    住んでからサッシの重要性は思い知らされますよねー。
    むしろ、壁をグラスウールでサッシにお金をかけるぐらいでもバランス的には良いかもと思っていたのですが、そう考えるとトゥルーライフの仕様のバランスは絶妙なのかなと思いました。

    2017/01/22 (Sun) 21:32 | REPLY |   

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