着信履歴でさようなら

いよいよ、いぃ土地の買付申込を決意し、夕方に神田川地所を訪問することになりました。

条件は揃ったとはいえ、いぃ土地の契約が確約された状態ではないながらも、翌日の7区画分譲地の契約の予定をキャンセルしなければなりません。最初からどちらにしようか迷っていて、いぃ土地に申し込んだという経緯なら、最悪いぃ土地の契約が不成立でも、後からやっぱり7区画分譲地に行くことも出来ますが、今回は事情が違います。

一旦、契約を申し込んでおいて断るのですから、万一いぃ土地でうまくいかなかったとしても、7区画分譲地を再度買いたいというわけにはいかないでしょう。

そうあらためて考えると、いざ断るとなると結構なためらいがありました。

意を決して、アチチホームに電話したところ、不動産担当のTさんが出てくれました。

まっしんはやぶさ「申し訳ありません。新たな土地が出てきまして、明日の土地契約をキャンセルしたいのですが。」

Tさん「Sから聞いてます。まだ、正式な契約前なので大丈夫ですよ。手付け払ったあとだと色々大変ですが」

まっしんはやぶさ「ありがとうございます。買付証明書を出した後だとまずいと聞いていたので・・・」

Tさん「そうですね。私からも連絡しますが、まっしんはやぶささんからもノミコミ仲介にご連絡を入れていただけるとありがたいです。」

まっしんはやぶさ「そうですね。わかりました。」

7区画分譲地は、こちらからお願いしてアチチホームに仲介していた経緯でした。
アチチホームには、全く非がないところで、嫌な役目をさせてしまうことになるので、直接連絡してお詫びするのは抵抗はありませんでした。

ノミコミ仲介とは、他社からの仲介を止められて一悶着あったりしましたが、今回ばかりは全くこちらの都合なので、平身低頭でお詫びするつもりでした。

おそらく、アチチホームのTさんからも連絡しているだろうと思ったので、30分ぐらい間をあけてから、ノミコミ仲介のS氏の携帯に電話をします。

・・・・かなり長くコールをしたのですが、全く出てくれません。

土曜日の昼間なのでお客さんの対応をしているのだろうと思って、後で書け直す事にしました。
しかし、しばらくしてから何度書け直しても、長くコールしても電話には一向に出る気配がありません。

S氏には、これまで何度も携帯に電話をしたことがありますが、大抵すぐに電話には出てくれました。
おそらく携帯の着信を見れば私とわかるのではないかと思います・・・

恐らく・・・・無言のお怒り？？？

既に、アチチホームからの連絡を受けているのであれば、そう考えてもおかしくないでしょう。
頭に来ていて口も聞きたくないのかもしれません。

これで、いぃ土地がダメだったら7区画分譲地にもう一度という退路も断たれたのだと確信しました。

できれば、いぃ土地の買付を書く前に連絡を取っておきたかったのですが、結局つながらず、仕方なく連絡を取るのをあきらめて、神田川地所へ向かうのでした。