20年前の奈良の家の写真を発掘[その2]

前回、ご紹介した奈良の家の写真の続きです。

20年前の奈良の家の写真を発掘[その1] - 奇跡のマイホーム奈良編

タイトルの通り、奈良編の続きでございます。確かどこかに奈良の家を建てた時の写真があるはずだと思っていたのですが、とうとう発掘しました。もちろんフィルム時代の写真なのですが、大量のプリントとネガとセットで段ボール箱の中に眠っていました。建築日誌 木造住宅が出来るまでなかなか見る機会がないですし、デジタル化したほうが便利だなぁと思いつつ、なかなか手を出せないままです。かれこれ、フィルム時代ですので、そ...


今回で発掘したのは全てになります。

早速ですが、外壁の板張りの様子が残っていました。
外観_壁板張り
あらためて見ると、随分手間がかかってたんですねぇ。
構造用合板を面で貼っていくのと比べるとかなり時間が掛かりそうです。
この後、防水シートを貼って、ラス網〜モルタル〜吹付け塗装だった訳なので、建売とはいえ建物の価格が高かったのもうなずけます。

奈良の家の建物相当金額と、今の家を比較すると、なんと奈良の家の方が高かったんですよね(汗)



各窓に庇がある奈良の建売の完成写真

そして完成したのがこちら。
外観_仕上1
一部浮かれている点は、お見逃しください[謎]

各窓に庇が付けてあるのが、今では、ちょっとめずらしいかもしれませんね。
見栄えで考えると、ない方がスッキリで、コストダウンにもなりますが、このおかげで多少の雨なら窓を開けていても平気だったような気がします。

コーナータイプの出窓も、流行りだったみたいですねー。
特殊なカーテンを付けないといけなかったのが面倒でした。

マイホームクラウドで作成した外観と比較してみるといかがでしょうか?
屋根の形状や出窓が再現しきれませんでしたが、まあまぁ雰囲気は出ていますよね。


外壁塗装直後と別方向の写真

次は、私が写っておりました(笑)
外観_仕上2
ボンタイルの外壁塗装直後だったようです。
養生と塗料が飛び散っている様子が見えますね。

次は別方向から。
外観_仕上3
まぁ、よく言うとインナーバルコニー?ですね。
この狭いバルコニーで洗濯物を干すのに妻が相当苦労しておりましたが、子供も成長した今だととても干しきれなかったでしょうねぇ。。。

一階の雨戸の上は、小さな引違いが付いておりまして、こちらはなかなか良いあかりとりだったのですが、この面は西向きなんですよね。もしかしたら、夏場の厚さを強調していたかも。

あと、基礎部分は洗い出し仕上げになっていました。
これも今考えると高級仕様だったかも。
モルタル仕上より、雨だれなどは目立ちにくかった気がします。

通風口は、当時としては当然の仕様だったんでしょうね。


タイル張りキッチンと恥ずかしい写真

えーと、次は風呂のリモコンに浮かれている私の写真ですが、それを見せたいわけではありません(汗)
室内_仕上がりDK
後ろに見えるのはキッチンの壁ですが、タイル張りになっていました。
確か、売り主の社長が汚れが目立ちにくい黒い目地にしておいたと力説していたように思います。

花柄のタイルがあるのが、なんだか昭和っぽいですねw

これもかなり恥ずかしい写真ですね。。。
室内_二階北仕上
まぁ、あくまで床を見て下さい(汗)
当時は標準的な幅狭のフローリングでした。
ワックスがけが必要なタイプだったはずですが、結局10年ほど住んでほとんどメンテしなかったなぁ。
あと、右上に見えるのは観音開きの収納です。
実は、この部分は廻り階段の上に当たる部分でして、この関係で収納が高い位置になってしまっていました。
この部屋は、この収納だけだったんですよね。
位置も高いし、間口&奥行きも910mmだったので、かなり出し入れがやりにくかった記憶です。


今や貴重な真壁の和室

そして最後に和室の写真。
室内_和室仕上げ
一応真壁(風?)の和室でしたが壁はクロスです。
本当は、もっと明るいクロスを妻は希望していましたが、売り主の社長から「聚楽風の壁が一番いい、あんたら融資が下りんかもしれんねんから、言うこと聞いてくれんと困る」みたいに制約を掛けられたので、その中でもなるべく明るいものを選びました。
長押や障子もある、ザ和室な雰囲気でしたが、木製カーテンレールを取り付けておりました。
この長押の部分に付けたのですが、壁にも長押にも穴があかずに取り付ける方法を必死で編み出しました。
このお陰で、退去時には純和室に戻ったのですが、今の住居者はどのようなインテリアにされているのかなぁ。

ということで、奈良のおウチの写真はこれでおしまいでございます。

にほんブログ村テーマ みんなのWeb内覧会へ

参加ランキング
関連記事
まっしんはやぶさ
Posted by まっしんはやぶさ
投稿 2017年03月06日
最終更新 2022年01月08日

0 Comments

There are no comments yet.

Leave a reply