6年目についに断行!ドキドキ24時間全館エアコン暖房!

当ブログには、Q値やC値、UA値など、高気密高断熱な家づくりを目指される方が、必ず押さえられるキーワードは全く出てきません(笑)。そもそも、ローコストでの注文住宅での家づくりに精一杯な予算だったので、「言ってはいけないあの言葉」ぐらいの印象でした。もちろん、ZEHな家であるはずもありません(笑)。

あわよくば、長期優良住宅には・・・とは考えましたが、意外に色々めんどくさいことがわかって途中で情熱がなくなりました。まぁ、それでも、当時実施していた住宅エコポイントの基準をクリアすることが出来ましたので、住み替えて良くなることがあっても、悪くなることはないだろうと思っていました。

もちろん、確かに快適に暮らしているんですが、人間は贅沢なものですね。
さらにもっと良くならないかと改善してみたくなります。

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もっと、ほっこりしたいねんと言われ続けて、はや6年@Image by tookapic on Pixabay

また、当時住んでいた1995年築の借家が、第一種換気システムだったようなのですが、皮肉にも住み替えてから高断熱高気密な家だったんだなあと実感しました。

奈良からこの借家に住み替えた最初の冬に家の中が全然寒くないことにびっくりして、茅ヶ崎の気候ってすごいと思ったんですが、実は家の性能もあったんでしょうね。(もちろん、茅ヶ崎の気候は温かいです)
窓際や浴室でもひんやりとした冷気を感じた記憶がなかったので、樹脂サッシだったのかも。
確かに重くて分厚いサッシだったんですが、全く当時はわかってなかった(笑)

でも、そんな知恵を付けて、こだわることになったら、家なんて建てられなかった気がするので、後でわかってよかったんですけどね。

こんな感じで、我が家は高気密高断熱の家ではないのですが、無謀にも以前から24時間エアコン暖房というのを実験してみたかったんです。今年に入って、過去最悪の1万4千円もの電気料金に達したことで、皮肉にもチャンスが訪れました。
その原因は、以前も書いたように長男の部屋で使っているセラミックファンヒーターなのですが、特定の部屋を温めるだけのために、そんなに電気代が上がるのなら、一度家全体を温めてみたらどうなるか実験してみない?と妻に提案してみました。実は、少しでも電気代の安くなりそうなカーボンヒーターに買い換えてみようかという話もあったのですが、一旦家にある設備で試してみようということで、無事OKが出ました。

心配性で小まめに様々な電気のスイッチを切る妻の性格から考えると全館24時間暖房なんて、大反対されると思ったのですが、1月の電気代のインパクトのほうが大きかったのかもしれません。

とはいえ、自分自身も好奇心の一方で、どれだけ電気代がかかるのか内心かなり心配ではあります。

一体、このいかにも無謀な挑戦はどんな結末をもたらすでしょうか・・・




我が家の断熱仕様おさらい

まずは我が家の断熱仕様をあらためて確認してみます。

我が家は平成21年のトップランナー基準の等級4仕様になっています。トップランナー基準を満たすと次世代省エネ基準を満たし、2008年時点の一般的な住宅に比べて10%の住宅機器の一次エネルギー消費量を削減した機能や性能を持つ住宅となるようです。
矩計図_トップランナー仕様
最近はトップランナー基準と言い方は見かけませんが、低炭素建築物が上位互換基準っぽい気がします。(間違ってたらすみません)
トップランナー同様に省エネ基準の10%削減が必須項目のようですし。

しかし、高気密高断熱のプロから言わせると、そもそも省エネ基準の家なんて極寒だよという向きもあるそうで(汗)・・・
空調を入れていない真冬の朝は、室内でも寒さを感じますが、1997年築の奈良の家とは比べ物にならないぐらい温かいですし、室外との温度差にびっくりすることも多いので、そこまで言う・・・って感じではあります(苦笑)

で、肝心の具体的な断熱仕様はこんな感じでございます。
まっしん家の断熱仕様

グラスウールとアクアフォームの組み合わせが、特殊ですが、サッシ以外はローコスト系の仕様とも今でも大差ないのではと思いますが、どうでしょう?
今でこそ、ローコストハウスメーカーでもアルミ樹脂複合サッシが当たり前になっていますが、当時はハウスメーカーでもローコストだと標準仕様は、アルミサッシが普通でした。
未だに、建売ではアルミサッシは健在のようなので、建売と注文住宅の価格差が大きくなってそうですね。

ただし、我が家の場合、第三種換気を採用しています。
ローコストハウスメーカーでも、一種全熱交換型換気や全館空調システムなどを取り入れて全体的な性能は、向上しているようなので、断熱材だけ判断してはいけませんが。




24時間暖房の準備

言うまでもありませんが、温かい空気は軽いので自然に上にあがっていきます。この性質を利用すれば、一階のエアコンの暖房でも時間をかければ二階を温めることが出来るはずです。
そこで、階段から二階に暖気があがってしまうのを塞いでいた、リビング階段ののれんを外すことにしました。

かわりに、小屋裏収納に上がる階段の入り口につけてみたのが、こちらの写真です。
のれんの場所を二階に移動_IMG_6600
全館暖房とは言っても、ほとんど過ごすことのない小屋裏収納を温めてももったいないですからね。

さらに、冬の間は締め切っている吹き抜けの室内窓も開放しました。
こんな感じで、吹き抜けからも二階にどんどん暖気を送り込んでもらいます。
031_吹き抜けに風が通る_矢印合成

リビング階段からの冷気は家の断熱性能だけで解決するのか?

毎年、寒くなってきますと、おうちブロガーの皆様がリビング階段が寒いかどうかなどを取り上げて書かれることを良く見かけるようになりますね。これから、建築プランを考えられる方で、リビング階段を採用するかどうか悩まれるかたも多いのではないでしょうか。我が家の場合、一階の廊下をなくしてリビングの広さを最大限に取るために、リビング階段がとても都合が良かったのですが、プランニング当初かなり妻が冷暖房効率のことを...



この室内窓のおかげで、の家の一階と二階の空気の流れは、スムーズだと思っているので、うまく行けば二階を十分暖められるのではと思いました。もちろん、吹き抜けのファンも、一晩中回しっぱなしです。

あと、浴室の換気扇を深夜に強で朝まで回す習慣があったのですが、これも24換気標準稼働のみにしました。
浴室をしっかり乾燥させるために、やっていたのですが、折角の暖房をどんどん外に出してしまうことになってもったいないですからね。

あわせて読みたい手作りのれんで冷気を防ぐ



無謀すぎる!?挑むのは14畳用エアコン一台だけ!

というか、我が家には、未だにリビングのエアコン一台しかないんですけどね(笑)

こんなちっちゃな、14畳用の古〜いダイキンのエアコンです。
我が家のエアコン_IMG_0873
暖房能力は、5.0(0.9〜7.2)kWで、2010年度の通年エネルギー消費効率で4.7という数値になっていました。
特段高性能な製品ではなく、最もシンプルな機能しかないエアコンです。

しかし、これまで18畳のリビングの空調としては、冷暖房ともに十分機能してくれていました。
吹き抜けもありますし、和室まで温めようとすると時間がかかるのでパワー不足は否めませんが、リビング中心の生活では特に不便は感じていませんでした。

なので、よほど冷え込む日でない限りは、床暖房が活躍する日はあまりないのですが、今回も床暖房は休憩しておいてもらいます。(実は床暖房つけっぱなしも興味があるんですが、これは電気代がコワイので間違いなく嫁ブロックがありそう。)




結論、14畳エアコンでもお家まるごと暖められた!

24時間エアコンを開始したのは、2019年1月30日の夜からです。まず家全体を温めるには、単価の安い深夜電力からスタートするのが良さそうと考えました。

それから現在まで、約1ヶ月以上エアコンをつけっぱなしなのですが、その結果室温の分布は次のようになりました。

まずは、一階を見てみましょう。
一階の室温
和室の引き戸と洗面室の引き戸は、普段締め切っているので、やはりリビング側と温度差は出ます。
洗面室のほうが室温が低いですが、14度以下になることもあった以前に比べると、かなり快適になりました。
あと、温度は測っていませんが、浴室の中の寒さも少しマシになった気がします。
24換気の弱い換気扇の稼働ですが、少しずつ温かい空気を取り込んでいるからかなと思います。

さらに二階ですが、思った以上に効果がありました。
二階の室温
セオリーどおりに考えれば、二階が暖かくなるのは当然なのですが、これまでは一階よりも二階のほうが寒かったんですよね。夜寝るときに、リビング階段ののれんを外したり、室内窓を空けておけば、温まった一階の空気があがって、朝になると二階も暖まるかなとか思っていたのですが、一階のほうが3度ぐらい温かいままのことが多かったです。

空気だけでなく、建物自体が二階が冷え切っていると、ちょっとぐらい一階からの暖気が流れてくるぐらいでは温まらないのかなと思いました。

しかし、このとおり、今ではしっかり二階が温まっており、セオリー通り一階よりも二階のほうが常に1度程度は温かい感じがします。ただし、廊下より北側の子供部屋は少し室温が下がりますね。
部屋の広さに対して窓が大きいのと、気密性の低い引き違い窓の影響かなと思います。これは、せめて縦すべり窓で考えるべきだったなと、あらためて思います。(隣のパワービルダーの建売でも縦すべり窓を多用しているぐらいですし・・・)

このおかげで、とにかく朝が快適になりました。
私は、毎朝二階廊下の洗面前で歯磨きや身支度をするのですが、24時間暖房をする前は、廊下の室温が12度〜14度程度
になることが多かったので、結構起きるのが億劫でした。
20度もあると、寒さを感じず起きることが出来ますね。

この温度は、手動で設定したのではなく、我が家のダイキンエアコンの標準の設定の目標温度のようで、20度近くになると維持運転になるようです。温度はプラスできるみたいですが、我が家はこのぐらいで少し着込む生活で違和感ないので、そのままにしています。

全館暖房で有名なハウスメーカーでは、冬でもTシャツ&短パンで快適とか聞きますが、そこまで暖かくはなりませんが十分快適でございます。(温度を上げるか床暖房を併用すると、そうなるのかもしれませんが、電気代が怖すぎる)

ただ、一点、とにかく当然室内が乾燥しまくりますね。
一階には、加湿器がありますが、全然容量不足なので、追いついていないと思います。
最近は、花粉の時期なので洗濯物を部屋干しすることも含めて補っているつもりですが、それでも全然不十分だとは思います。

ということで、機能面では我が家の性能でも十分全館暖房が可能なことを確かめられたのですが、肝心の電気代がどのように変わったでしょうか・・・?

それは、また改めてご紹介といたします。

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まっしんはやぶさ
Posted by まっしんはやぶさ
投稿 2019年03月11日
最終更新 2019年12月28日

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